2018年04月10日

フライパン特集

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今回は自炊装備のフライパンを色々紹介します。

自炊と言うととりあえずお湯を沸かすのでコッヘルを装備に入れますが、フライパンを使えば料理の幅が広がります。

例えばステーキとか。

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すき焼きもコッヘルでやるより美味しくできます。

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と言うことで、各種フライパンについて紹介していきましょう!

ティファール21cmフライパン



いきなりアウトドア用じゃない普通のフライパンですが。

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色々なサイズがありますが、僕が使ってるのは21cmのものです。重さは実測で428gです。

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持つとこんな感じ。

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ティファールのフライパンは内側にビスが無いので料理のストレスが少なくなります。

2,3人でテント泊や自炊小屋泊をするときはこのくらいのサイズがあると良いですね。ちょっと重いですが。

ノーブランド ミニフライパン 14.5cm



これもアウトドア用じゃない普通のフライパンです。

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重さは194gです。このくらいなら装備に入れても苦になりません。

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手に持つとこれくらいのスケールです。

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一人ならこのサイズで十分ですね。ステーキや焼肉が可能です。

プリムスのコッヘルの蓋 12cm



コッヘルの蓋がフライパンになっていて、テフロン加工されています。

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72gです。さすがに軽いですね。

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手に持つとこんなサイズ感です。小さい。

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コッヘル全体で267gあります。コッヘルとしてはやや重い部類ですが、お湯を1リットル沸かせます。

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さっきのノーブランドフライパンにチタンコッヘルを足すと300gくらいになるので、ちょっとした焼き物ならこちらのコッヘルを使うのも良いでしょう。

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ユニフレーム ごはんクッカーの蓋 14.5cm



大コッヘル、中コッヘル、フライパンがセットになったクッカーセットです。

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14.5cmの大きさで125gと軽量です。ノーブランドの14.5cmと比べて2/3くらいですかね。

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手に持つとこれくらいです。

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中コッヘルと合わせると286gです。

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全部セットで624gです。3,4人で鍋とか色々するなら便利なサイズですね。

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最近は一人が多いのであんまり使ってません。使うとしたらフライパンだけ持って行って肉でも焼くかな。

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僕は持ってませんがモンベルのクッカーセットなんかも良いですね。
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1124690

まとめ


・フライパンがあると肉とか焼けて超楽しいです。

・家庭用のフライパンでも大丈夫ですが、ちょっと重いので装備を軽くしたいならアウトドア用を。

・大抵はコッヘルの蓋と兼用だったりします。コッヘルを選ぶときに考慮しましょう。
タグ:食器 火器
posted by マツモトケイジ at 13:26| 食事装備

2017年05月08日

レイヤリング寝袋システム




えー、わたくし、ヘボいながらも雪山に登ったりすることもあり、特にソロの時はテント泊を好みます。それでいて寝袋はモンベルの#4しか持っていません。

スリーシーズン用寝袋で雪山へ

現在モンベルの寝袋ラインナップから消えていますが昔は#4がありました。もう情報が無いので#4の快適温度がいくつか正確には覚えてませんが、買うときに5℃くらいまでと言われた覚えがあります。そもそも2000m級夏山テント泊用に買ったのでそんなもんでしょう。

重さはスタッフバッグ込みで687g。大きさは子猫くらいです。小さい。

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今のモンベル寝袋で近いのは『ダウンハガー650 #5』でしょうか。



見れば判りますが結構ペラペラです。

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ダウンハガー650 #5は快適温度が10℃以上、リミット温度が6℃、エクストリーム温度が-7℃となっています。体感としてはこれよりもうちょい暖かいと思うので、#4は快適温度が5℃以上、リミット温度が0℃、エクストリーム温度が-10℃ってとこかなと思います。

これを雪山でも使ってます。もちろんそのままじゃ寒いのでオプションを付けます。

イスカのシュラフカバー

まずはイスカの『ゴアテックスシュラフカバー ウルトラライト ワイド』です。重さは388gです。

シュラフカバーはツエルトと合わせて緊急避難用の装備として持っていて損はありません。また、真夏の低山(1000m未満)ならシュラフカバーを寝袋として使うのもアリです。

 

雪山ではシュラフが濡れやすいのでゴアテックスのシュラフカバーは必須です。これを被せると結露で寝袋を濡らす事がなくなるし、少し暖かくなります。

それでもまだ雪山では寒いのでダウンジャケット、ハードシェル上下、テントシューズなどを寒さに応じて装着します(装備は季節や山で変わります)。

当然防寒具は全部着ます

ダウンジャケットはユニクロのウルトラライトダウンやシームレスダウンを使っています。シームレスダウンはとても暖かいのですが、ちょっとかさ張るのが難点ですね。寝るときは、それら持ってきた衣類を全部着ます。

そこまでするなら素直に#2(リミット温度-6℃)とか#1(リミット温度-11℃)の寝袋を買えって話ですが、だって、高いし。あと重いし、ダウンジャケットとかなら防寒具として単独で使えるけど、寝袋は寝袋としてしか使えないし防寒具も別に持つと荷物増えるじゃないですか。

なんてことを思っていて、今のところ#4と防寒具でがんばってます(そこまで厳しい登山してないし)。

寒いけど眠れます

実際に#4寝袋+シュラフカバー+防寒具全部(シームレスダウンとハードシェル上下)で、雪中テント泊してみました。

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そこそこ冷えますが眠れました。気温は-15℃くらいですね。

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テント内が凍る程度には寒かったですが大丈夫でした。なんとかなる。

↓その山行の詳細レポート
『厳冬期の国道299号線は、普通に雪山 - デイリーポータルZ』

SOL(ソル) エスケープヴィヴィを追加

寝袋+シュラフカバー+防寒具という構成でもなんとかなってきたんですが、もうちょっと温かくしたいなということで、エスケープヴィヴィを追加してみることにしました。



ヴィヴィ(寝袋)という名前ですが、とても薄いので実質的にはシュラフカバーですね。

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重さは244g。イスカのシュラフカバーより4割くらい軽く、コンパクトです。

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よくある非常用のヴィヴィ、例えば エマージェンシーヴィヴィとの違いは防水透湿素材を使っているところ。



エマージェンシーヴィヴィは透湿性なし、エスケープヴィヴィは透湿性があります。その分価格は2倍以上します(高い)。

広げるとなかなか大きくて長さは2mくらいあります。

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内側はアルミ蒸着。体熱の放射を70%反射して返してくれるそうです。

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横にファスナーが付いていて広くガバっと開きます。

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レイヤリングとしては、『寝袋+エスケープヴィヴィ+イスカのシュラフカバー』の三層になります。

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このレイヤリングで使ってみると、確かにエスケープヴィヴィなしより少し暖かい気がします。

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ただ、シュラフカバーよりも幅が狭いので若干狭苦しいというか、窮屈な感じになります。下半身を寝袋に入れたまま胡坐をかいて食事、みたいな動作は厳しいです。これは体の大きさによると思うので、小柄な方は問題ないでしょう(あるいは食事中はヴィヴィを脱ぐとか)。

何度か起きましたが割と快適に過ごせました(ちなみに防寒具はULダウンとレインウェア。レインの下は履かなかった)。

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防寒着にも依りますが、シームレスダウンとハードシェル上下を着れば『#4寝袋+エスケープヴィヴィ+イスカのシュラフカバー』で-20℃くらいまでは寝られる温度で過ごせそうです。ダウンパンツを追加すれば更に快適になりますね(持ってない)。

透湿性は?

さて、エスケープヴィヴィの透湿性ですが、まずまずです。

寝袋、エスケープヴィヴィ、イスカのシュラフカバー(これが一番外側)の3枚重ねで寝た翌朝、体の部分は濡れていませんでした。寝袋もエスケープヴィヴィの内側も外側もイスカのシュラフカバーも濡れはありませんでした。外に抜けてテント内の結露になったようです。

足の部分だけはエスケープヴィヴィの内側が濡れていました。前日けっこう足が濡れてしまい(汗と靴の水漏れによる)、それを着干ししたため透湿性能の限界に達したようです。これは仕方ないかなという気もします。

防水透湿のシュラフカバーとしては、イスカのシュラフカバー(2万円)と比べれば格安(5千円)です。同じ性能を求めるのは酷というものでしょう。

値段なりの仕事をしていると思います。

あとは耐久性ですが、丁寧に使えば数年はもつような気がします。生地は紙のような手触りですが、厚みがあり丈夫そうです。


まだしばらく#4をベースにしたレイヤリング寝袋で頑張ろうかなって感じです。
タグ:安眠 雪山 冬山
posted by マツモトケイジ at 00:00| ギア

2017年04月11日

FOSONN モバイル DLPプロジェクター



山道具というわけではありませんが、小型軽量で便利なので紹介します。



はい、手のひらサイズのプロジェクター『FOSONN モバイル DLPプロジェクター』です。『ピコ・プロジェクター』というジャンルの製品です。スマホの画面をミラーリング投影できます。パソコンからも映像を飛ばせます(試してないけど)。

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本当に手のひらサイズです。スマホのモバイルバッテリーみたいなサイズ感。

製品写真

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箱です。最近の中国製品は箱が立派です。むしろ日本製品の方が箱がへぼい。

開けると本体がこんにちは。

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見た目が可愛くて好感度高いです。

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正面。レンズです。

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側面。電源ボタンなどが並んでいます。メニュー操作に使えるのでリモコンを忘れても一応の操作はできます。

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逆の側面。ピント調整ダイアルがあります。

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後ろ。マイクロSDカードスロット、マイクロUSBコネクタ、ミニジャック、赤外線受光部など。HDMIなど有線の入力端子はありません。

このプロジェクターはマイクロUSBで充電できるのが便利です。ほかに似たような製品もありますが、電源がACアダプタなので電源がない場所で使うのが不便です。これモバイルバッテリーで充電できるのがいいですね。

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裏面。三脚のねじ穴があります。少し浅いのでワッシャーを付けると安定します。

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付属品。リモコン、SDカード、三脚、充電コネクタ(日本仕様)、USBケーブル、説明書など。

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リモコン。各機能へのショートカットなどがあり、本体SDカードからの動画再生などでも使えます。無くてもメニュー画面など最低限の操作は本体横のボタンで出来ます。

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付属の三脚。足がちょっと伸びます。が、本体に台形補正機能がないので高い場所にあるスクリーンに歪みなく映すには大きめの三脚があった方がいいです。

使い方 iPhoneの場合

まず設定で家の無線LANに繋いだりしますが面倒なので割愛。説明書を読んでください。

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起動するとこういうメニュー画面が表示されます。iOS機器を接続する場合は、iOS/Macを選んでOKボタン(あるいは本体の電源ボタン)を押して待ち受けにします。

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この状態でiPhone側から『AirPlayミラーリング』をします。

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すると機器一覧に『FOSONN M3〜』ってのが出てくるのでタップすれば繋がります。

同一LANにいればなにも考えずにAirPlayミラーリングでいけますが、無線LANがない外出先の場合はちょっと手順が変わります。

iOS機器の設定のWi-Fiを開いて『FOSONN M3〜』に繋いでください。そうしないと接続できません。

・家など同一無線LANにいる場合→『AirPlayミラーリング』をすればOK。
・外出先など→iPhone側でWi-Fiを開いて『FOSONN M3〜』に接続後、『AirPlayミラーリング』。

成功すればiPhoneの画面が投影されます。

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使い方 Androidの場合

Androidは機種によって名前が違いますが、マルチスクリーンとかセカンドスクリーンとか、そういう名前の機能を使います。通信規格的にはMiracastというものを使います。

iOSと同じようにプロジェクター側で『Androidキャスト』を選んで待ち受け状態にします。

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スマホ側でマルチスクリーンを選びます。

認識すれば機器名が出るのでタップします。

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これでiPhone同様に繋がって画面がミラーリングされます。

SDカード

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本体の後ろにSDカードスロットがあり、マイクロSDカードが入ります。SDカードは16GBのものが付属していました。これに動画や静止画を入れておけば投影することができます。

プレゼンの内容を画像にしておけばスマホなし、プロジェクター単体で使うこともできます。

動画の操作などはリモコンがあった方が便利ですが、そんなに多くの機能はありません(1分スキップくらい)。

動画サービスへの対応

huluやAmazonプライムビデオなどを投影することができます。ただし、機種によって違いがあります。

■iPhone
Amazonプライムビデオが見られません。待機中から先に進みません。huluは見られました。ただし、huluは映像の周りが黒い帯で囲まれて二回りくらい小さく投影されます。

■Android
iPhoneとは逆にhuluを投影しても映像が映りませんでした。音は出てるし動画のコントロールバーは映っていますが肝心の映像は真っ黒でした。Amazonプライムビデオは普通に映りました。

動画は新サービスとの相性は各OSによってちがうみたいです。今後スマホ側かプロジェクター側のアップデートで変化するかもしれません。

明るさ

小型ですからそんなに期待しないで欲しいですが、薄暗い室内なら普通に50インチ程度に投影できます。明るい室内でも20インチ程度なら文字を読める程度に明るいです。真っ暗なら3mの距離から投影し、100インチの大画面で見られます。

まとめ

スマホのミラーリングについては問題なく、スマホアプリの操作説明や簡単なプレゼンテーションに使えます。手のひらサイズで無線接続、本体のバッテリーだけで2時間程度は使えます。

ノートパソコンと大きなプロジェクターが必要だったプレゼンが、手のひらサイズのプロジェクターとスマホで出来てしまいます。未来感ありますね。

これだけのプロジェクターが2万6千円程度で買えてしまうのは驚きです。中国ってすごいなぁ。
posted by マツモトケイジ at 17:58| スマートフォン