2014年04月09日

Fire-Maple ヒートエクスチェンジャー付きケトル FMC-XT1




今回紹介するのは、Fire-Mapleの『FMC-XT1』です。やかんですね。容量は800mlです。



Amazonでポチッと注文、すぐに届きました。値段は2,790円で送料込みでした。

IMG_9243.jpg

箱には中国の会社名などが書かれています。Amazonのレビューなどを読んでみると、DUGのコッヘルを作ってるメーカーの様です。

DUGのOEM元らしい?



このOEM元なんだとか。Fire-Mapleブランドでそっくりな製品もあります。



OEM元ってのはレビューに書かれてることなので真偽の程は不明ですし、真剣に調べる気もありませんが。

外観と概要

IMG_9253.jpg

黒いメッシュ状のスタッフバッグ付き。

IMG_9252.jpg

袋から出してみるとこんな外観。小さい注ぎ口が可愛いです。オレンジの取っ手も可愛いですね。ハンドルは結構硬めで自立しますから、本体や蓋が熱くなっても火傷する危険は少なそうです。

IMG_9254.jpg

蓋を開けると中にボール状の茶こしが入ってました。お茶を淹れるのに便利そうです。

IMG_9255.jpg

注ぎ口の形はこんな感じ。試してみたら液だれすることなく使えました。

IMG_9286.jpg

重さ

IMG_9262.jpg

本体の重さは240g。体積的には結構な大きさですが軽くできています。最近のこの手のコッヘルはアルミでも肉薄で軽いですね。強度が上がっているのでしょう。

IMG_9263.jpg

いつも使ってるプリムスのコッヘルは270g。蓋がフライパンになってたり、色んな用途に使えるので単純な比較は出来ませんが、重さではFMC-XT1に軍配が上がります。

ヒートエクスチェンジャー

さて、このケトルの最大の特徴はヒートエクスチェンジャーでしょう。集熱フィンですね。

IMG_9256.jpg

底にはこういうヒダヒダ(集熱フィン)が付いていて、これが効率よく熱を吸収してくれます。CPUとか車のラジエーターは放熱のためにフィンを付けますが、その逆ですね。ジェットボイルと同じ仕組みです。ストーブの熱を余すことなく吸収するのでお湯が速く沸く、というのが売り文句となっています。

IMG_9294.jpg

こんな風に、周りの集熱フィンに炎が回る程度の火力で使うのが効率良いようです。

なお、このタイプのコッヘルやケトルはストーブとの相性があります。僕が使ってるEPIのREVO-3700は炎が中心寄りに出るのですが、中には広がるタイプもあります。そういうのだと集熱フィンを熱する効率が落ちてしまいます。また、不完全燃焼の原因にもなるようなのでテントや屋内での使用は注意が必要です。

湯沸かし対決


さて、集熱フィンがすごそうなのは判りました。では、本当に速く沸くのか?試してみました。

IMG_9298.jpg

対戦相手はプリムスのライテックトレックケトル&パンです。

15℃の水500mlを沸騰させるまでの時間とガスの消費量を比較します。火力は、コッヘルなら底から炎がはみ出さない程度、FMC-XT1の場合は集熱フィンに熱が廻る程度としました。火力が違うので時間は参考程度の比較となりますが、ガスの消費量は意味のある比較になると思います。

IMG_9302.jpg

コッヘルの結果は、沸騰まで6分19.26秒。ガスは6.9g使いました(スタート時に107.6g)。

さて、ではFMC-XT1はどうか・・・。

IMG_9307.jpg

沸騰まで3分46.96秒、ガスの消費量は5.4gでした(スタート時は100.7g)。およそ22%の省エネ効果となります。火を強めれば2分程度で沸かすことも可能です。

ケトルとコッヘルの違いがありますので、厳密には集熱フィンの効果なのか判りませんが(ケトルの形のおかげかも知れませんので)、一定の省エネ時短効果はあるように思います。

収納性

縦型のコッヘルは大きいのなら230gのガス缶がちょうど入る大きさだったりしますが、こいつには入りません。

IMG_9290.jpg

110gのガス缶は入りますが、蓋が浮いてしまいます。もうちょい深さがあれば入るんでしょうけど。

IMG_9291.jpg

蓋を裏返せば収まりますが、そこまでして110g缶を中に入れなくてもいいかなーという気もします。

IMG_9292.jpg

ガス缶を入れるのは諦めて、ストーブとかコーヒーやお茶のパック、食べ物などを入れたらいいのかなと思います。

まとめ

という事で、多少は速く沸く集熱フィン付きケトルでした。単にお湯を沸かす道具としてはコッヘルよりは優れていると思います(だってやかんだし)。この山行ではアルファ米しか食べないし、お湯さえあれば余計なものはいらん!と割り切れるなら便利な道具かと思います。集熱フィンの分だけ嵩張りますが。

中国製とは思えない程度に精度も高く、持った時の質感も良いです。これで3000円しないのならお買い得かと思います。あとは耐久性ですが、それはしばらく使ってからじゃないと判りません。

posted by マツモトケイジ at 14:18| 食事装備