2013年05月08日

グレゴリー Z40

今回紹介するのは、グレゴリーの「Z40」です。40リットルのザックですね。重さは1.5kg。



ザックはどこで買ってもいいのですが、グレゴリーのザックって山道具屋さんであまり見かけないので原宿にあるグレゴリーの直営店に行ってきました。登山用のザックは2階で売られていて外にある階段から入ります。

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直営店なのでグレゴリーのザックがズラリと並んでいまして、もちろん各ザックについて詳しく教えてくれます。グレゴリー専用の背面長測定器なんてのもあり、僕も計ってもらいましたが49cmでした。胴長!ちなみに49cmだとザックのサイズはMとなります。

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グレゴリーのザックはくすんだ色が多いのですが、新色のスパークオレンジが可愛かったので選んでみました。

なお、直営店だと定価での購入となります。一応ポイントカードがあるのでちょっとだけ実質値引きですが、多分樂天とかAmazonで買った方が安いです。でも背面長を計ってもらったり色々教えてもらって「じゃ!」って他で買うのは人としてどうか、と思うのでそのまま買いました。お店の人も人間で、ゲームのモブキャラなどではありませんのでねぇ。

(以前、品揃えがいい店で商品を見て店員さんにも色々聞いて、それを踏まえて別の安いところで注文して買うという事を自慢げに言ってるオジサマがいたのですが、それ誇っちゃダメだろと思ったりしたのです。報いない人間は報われないぞ的な。)

背中が涼しいZシリーズ

Zシリーズの特徴はメッシュになっている背中部分。真冬以外はザックを背負っているととにかく背中が熱いんですよ。いつの間にか背中が汗でぐっしょり、シャツの裾やズボンの腰部分で汗が凝縮されてすごい臭いになったりします。

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その点、Zシリーズは金属のフレームが支えとなってしっかりと空間を作ってくれます。これはなかなか良い物です。クロスDTSサスペンションというそうです。

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背負ってもちゃんと空間が空いています。他のザックでも溝を付けたりメッシュ素材を使ったりして背中に空間を作ろうとしたものはありますが、ここまですっかり間が空くのはそんなにありません(他社のザックでもあるにはありますが)。

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先日、奥多摩の御前山に登った時はおかげでいつもより背中が涼しくてあまり汗をかかずに済みました。真夏はプラティパスに水を入れて一晩凍らせ、それをザックの背中部分に入れて背中を冷やしたりしてたのですが、それ以上に涼しく感じました。

腰と肩の上部はパッドが接するので多少汗はかきますが、背中の大部分は空間が出来ます。これからもっと暑くなったときにどうかってのは夏にテストします。


収納力など詳しく

ポケットなど収納力を見ていきましょう。雨蓋は大きめでたっぷり収納できます。

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ジッパーは片開きです。ジッパーの引き手には紐と大きめの持ち手が付いてて操作しやすいです。雨蓋には行動食、電気関係、サングラスなどを入れています。

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雨蓋の裏側はセキュリティポケット。僕は袋やティッシュなどを入れています。

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外側には大容量ポケット。マチがあるので見た目より多く入ります。上着なんかも入っちゃうんじゃないかな。救急セットなど必要なときにすぐ取り出したい物を入れておくと便利かと思います。

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ザックの下部は二気室になっています。雨具やテント、寝袋などを入れるようです。

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仕切りはジッパーで開く様にもなっているので、開けておけば一気室のザックとしても使えます。

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なお、ここに固い物を入れておくとザックの底に穴が開きやすくなるので要注意です。先日、底にタッパーを入れて一日行動したら小さな穴が開いてしまいました。タッパーの角と岩がぶつかったときに開いたようです。

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糸で縫って裏側に防水剤を塗りましたが初使用で穴ってのはショックです。カリマーのリッジ30なんかは生地が厚くて相当雑に扱っても穴なんか開かなかったのですが、これは生地が薄いので注意が必要みたいです。

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基本、雨蓋を上げて巾着を開けば中身にアクセス出来ますが、ジッパーでU字型にガバッと開けることも可能です。ザックの底にある荷物を引っ張り出すときは便利な機能です。

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U字型に開けるにはいくつかバックルを外さないといけないので実はちょっと面倒です。が、あらかじめ引き手を横に合わせておけば雨蓋などを開けなくても中身にアクセス出来ます。ただし、そんなに広くは開かないので大きめの荷物を取り出すときはバックルを外して開けなければいけません。雨蓋から開けるのとどっちが手っ取り早いかなって感じ。

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グレゴリーのザックはコンプレッションして中身を固定するためにバックルやベルトが多く付いています。それが「着心地」と自称する快適な背負い心地を生むのでしょうが、慣れないと面倒くさく感じるかも知れません。

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腰ベルトにはメッシュのポケットが左右にあります。僕はあめ玉などを入れています。メッシュなので積雪期は雪が入りそうだし、雨が降ればもちろん濡れます。入れるものは選ぶ必要があります。防水じゃない電子機器は入れない方が良いでしょう。

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ザックカバーは同系色のものを標準装備。フックが付いているので、ザックのどこか適当にフックを掛けておけば風で飛ばされることは無さそうです。

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雨と言えば、背中のパッドや肩ベルトなどが分厚いザックは雨が降った後にパッドが水を吸っちゃって乾きにくかったりします。が、Z40は肩ベルトなどが結構薄いんですね。といって背負いにくい感じはしませんし、あまり水を吸わなそうです。雨の後も快適に背負えるんじゃないかと期待しています。


まとめ

しっかりとフィッティングしたときの背負い心地、いや着心地か、は良いと思います。背中のベンチレーションも快適です。夏に使いたいザックです。

しかし、快適な着心地のためにはベルトをちゃんと調整する必要があるので面倒くさがりの人には向いていません。また、生地がちょっと薄いので耐久性が心配です。現に穴開けちゃったし。

あと、カリマーのリッジ30はザックの脇にポケットがあったのですが、Z40はありません。

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↑僕はここに緊急用の装備を入れてたので無いと地味に不便。

メッシュが多いのも気になります。ボトルを入れる部分や腰ベルトのポケットがメッシュなので枝や草が引っかかりそうだし、冬は雪が溜まりそうです。薮漕ぎや雪山では使いにくい気がします。

完璧なザックとは言えませんが、この容量で背中が涼しいザックは貴重かなとも思います。夏の縦走小屋泊まりや軽装備でのテント泊などで使ってみようと思っています。冬はカリマーかセロトーレの70リットルを使おうと思っています(最近70リットルのはあんまり使ってませんが)。




タグ:ザック
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2013年04月23日

モンベル コンパクトヘッドランプ(を買ったよ)

今回紹介するのはモンベルの「コンパクトヘッドランプ」です。以前山仲間が使ってて、いいなーって思ってましたがアルパインクルーザー3000の差額1万円をもらったのでその場でこれを買いました。



山に登った帰りに新宿のモンベルショップに行って「アルパインクルーザー3000の差額を下さい」って言って、靴に印があるか確認されてその場で現金を受け取るって流れでした。特にサインしたりアンケートがあったりってのは無し。ついでなんだから使用感のアンケートでもしたらいいのにね。

で、コンパクトヘッドランプ。

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値段は2000円。ヘッデンって大体3000円はするので安めです。さすがモンベル。

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パッケージの中身はランプ本体、ベルト、単三電池1本説明書。このヘッデンのいいところは単三電池1本で使えるとこですね。ペツルのティカ2は単4が3本必要なので電池の管理が面倒です。1本で済めばエネループを使う場合に充電が楽です。

重さは電池込みで73g。ティカ2は電池込みで85gだったので12g軽いわけですね。

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ランプにゴムバンドを装着。自分の頭に合わせて長さを調整します。

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最大の特徴は点灯時のスタートが電球色ってところ。普通は夜間行軍ってのはあまりやらないんですね、山では。危ないから。なのでヘッデンって宿泊地で使う事が多いのです。となると、山小屋でもテントでも、そんなに明るくなくてもいいわけです。というか、ヘッデンの強モードってほぼ使いません。そんな時には目に優しい電球色が便利です。スイッチオンで最初から電球色というのは都合がいい。

スイッチをもう1回押せば弱、次が強、もう1回で点滅になります。モードは3秒で固定されますので2回押して弱モードにして3秒経ってからもう一度スイッチを押せば消灯になります。

明るさなどは、

電球色 5ルーメン  照射距離 6m 照射時間75時間
白色弱 11ルーメン 照射距離26m 照射時間59時間
白色強 26ルーメン 照射距離43m 照射時間15時間

となっています。決して明るいランプとは言えませんので、最初から夜間行軍をすると決まっている場合は別の明るいヘッデンを使った方が良いと思います。これは宿泊時に使ったら便利なヘッデンです。

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ゴムバンドに装着したランプ部分は180度回転します。ここまで自由に角度調整出来るヘッデンって珍しいんじゃないでしょうか。なにげに防滴仕様だったり、安いのに細かいところまでよく作り込まれています。

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小さくて軽くて安くて便利という、極めてモンベルらしい製品です。小屋泊まり用に買うなら良いヘッデンかと思います。


タグ:照明
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2013年03月21日

カリマー リッジ30

今回紹介するのはカリマーの「リッジ30」です。30ってのは容量で、30リットルの容量とされています。僕が山に登りはじめたのは、2005年に住んでた地元の友達が富士山に登ろうって言いだしたのがキッカケです。その時に買ったのがこのリッジ30でもう8年目になります。



リッジ30の場合、小屋泊まりなら冬の荷物でもギリギリ入ります。夏のテント泊は共同装備を上手く分ければ1泊分くらいは入ります。僕は救急用具とかツエルト、火器など普段はあまり使わない装備もザックに入れていますが、それでも余裕があります。

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最近のモデルはまた違うのかも知れませんが、これはポケットが多めで助かります。ザックの外側に縦方向のファスナーがありまして、細長い物を収納するのに使えます。

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サイドポケットも広めです。僕は折りたたみ傘やエマージェンシーシート(ツエルトも持ちますがこれはこれで持つ)、救急セットなどを入れています。

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腰ベルトのポケットには飴。歩きながら糖分補給をします。

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雨蓋の収納も大きめで、ついなんでもかんでも入れてしまいます。雨蓋の裏にはメッシュのポケットがあり、そこにはビニール袋や細引きなどを入れてます。

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両脇のポケットにはペットボトルなどがちょうど入ります。冬はここには入れませんが、無雪期は飲み物のボトルを差し込んでいます。

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背中と腰のパットは厚めで当たりは柔らかいです。一応熱気を逃がすための溝はありますが、夏に背負うとかなり暑くなります。背中が汗びっしょり。贅沢を言うと、背中とザックにもうちょい隙間が空くようにして欲しいところ(あくまで2005年モデルの場合ですが)。

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さすがに各部分へたってきてまして、生地の裏側の防水コーティングが剥がれてきました。

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雨蓋の下にある巾着部分も防水コーティングがすっかりありません。

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ほぼ剥がれました。ザック自体に防水性はなく、ちょっとした雨などでも中に浸みてきますから、荷物は全て防水素材のスタッフバッグに入れています。

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防水コーティングは剥がれちゃいましたが、生地自体は丈夫で破れたりはしていません。8年間、結構雑に使ってきましたが今でも問題なく使えています。必要十分なポケット、意外に入る容量、丈夫な生地と縫製、オーソドックスな登山用ザックとしてよく出来ていると思います。

なにげにハイドレーションシステムに対応していたり(まぁ、今時は大体対応してますが)、そつのないザックと言えます。なお、タイプ1とタイプ2の2種類がありますが、タイプ2は身長が160cm以上の人用、タイプ1はそれ未満の人用となっています。背面長で決まりますので買うときにお店の人に計ってもらいましょう。




タグ:ザック
posted by マツモトケイジ at 17:18| Comment(0) | ギア