2013年04月28日

ファイントラック メリノスピンサーモ

今回紹介するのは、ファイントラックの「メリノスピンサーモジップネック」です。



冬用のベースレイヤーとして買いました。下にはフラッドラッシュスキンメッシュを着ています。ドライレイヤーとベースレイヤーはファイントラックで揃えた方がいいかなと思ったんですよ。

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ストレッチ性が高く、フワフワした感触です。表面には細かい穴が開いています。吸水速乾性に優れており、ドライレイヤーの水分を効率的に吸収して発散させてくれます。

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生地はメリノウールとポリエステルを組み合わせたメリノスピン糸で作られています。強度はウールの3倍以上で摩耗に強いそうです。でも、背中の裾部分は結構毛玉になってしまいました。背中部分はザックを背負っていて擦れやすいから仕方ないですかね。

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ジップネックの名前の通り、首の部分がジッパーになっています。暑いときは開けておくとちょっとだけ涼しくなります。ジッパーはチンガード付きで、一番上まで上げても顎に金属パーツが当りません。

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というわけで、抗菌防臭、高い保温性、吸水速乾など高機能なシャツです。色使いもファイントラックの中では無難な感じです。

雪山でも急な斜面を登ったりラッセルしたりすれば汗をかきます。そんな時にドライレイヤーと、こういった吸水速乾性が高いベースレイヤーを着ていると濡れ感を感じずに済みます。行動中はともかく、休憩などで止まると汗冷えしがちですからね。

こないだまでの雪山シーズンで着ていましたが、休憩中に汗冷えを感じる事はほとんどありませんでした。なかなか良いウェアだと思います。


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2013年04月04日

ファイントラック エバーブレス アルマ

今回紹介するのはファイントラックの「エバーブレス アルマ」です。



いわゆるハードシェルに分類されるアウターです。上下別売りで、男性用の場合は合わせて買うと6,6675円になります。高い!けど、ストレッチ性があるアウターとしては安い方なんですよ。

例えば、ネオ・シェルというストレッチ性がある防水透湿素材を使っているTBジャケットなどは上だけで56,700円です。やっぱ高い!




で、ファイントラックのエバーブレスアルマです。エバーブレスというのはファイントラック独自のストレッチ性がある防水透湿素材の名前です。一般に防水透湿素材といえばゴアテックスですが、ゴアテックスはフッ素系の素材なので伸縮性がありません。その代わり経年劣化に強いとされています。

対して、エバーブレスなど伸縮性がある防水透湿素材はポリウレタン系です。こちらは伸縮性があるかわりに、経年劣化に弱いとされています。よく登山靴のソールが加水分解で剥がれたりするでしょう。あれもポリウレタンが原因で、ポリウレタン系の素材は加水分解により劣化する運命から逃れられません。

という弱点があるのがポリウレタン系の素材ですが、それを(ある程度)克服して長持ちするようにしたとされるのが、このエバーブレスです。1シーズンしか使ってないので耐久性についてはまだわかりませんが、ファイントラックが言うには性能が持続するそうなので期待して使っています。

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上下を着てみるとこんな具合になります。冬山用のジャケットなので口元まですっぽり隠れます。足下はスパッツを履いていますが、本来ズボンは真っ黒です。

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冬用のハードシェルなので生地は3層構造になっています。表生地は撥水性がある40D高密度リップストップスーパーストレッチナイロン。中間がエバーブレスメンブレン、裏生地が15Dニットです。厳冬期の雪山では、この下に何枚かレイヤードで着込みます。僕が今のところ行った山で最も寒かったのは-10℃程度ですが、しっかりレイヤードしておけば寒さは感じませんでした。防風性も高めです。天気次第ですが、行動中はこの下にフリース、ベースレイヤー、ドライレイヤーって感じでそんな厚着しなくても快適に行動できました。

肝心の防水透湿性能はどうかといえば、一度、山小屋に着いてこれを脱いだら下に着ていたソフトシェルが湿っていたことがありました(冬です)。おそらくこれの裏地で結露した水で濡れたんだと思います。夏に雨の中で着てみないとわかりませんが、完全な透湿性能を期待するとガッカリするかもしれません。今時のゴアテックスウェアと比べてどうか?ってのはわかりません(僕が持ってるゴアウェアは古くさいカッパ一着だけなので)。


ジャケットのお腹部分には大きなベンチレーターとハンドポケットがあります。ベンチレーターはファイントラックお馴染みの「リンクベント」となってます。ミッドシェルやミッドレイヤーもファイントラックのウェアで揃えると、同じ位置にベンチレーターがあるので外気を取り込みやすくなります。今のところ訳あってミッドレイヤーなどはファイントラック製品にしていません。

このベンチレーターはザックのハーネスと干渉しないし、手が届きやすい位置にあるのでザックを背負ったままでも無理なく開け閉めできます。脇の下とかだと難しいのですが、これは歩きながらでも操作出来て便利です。

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ハンドポケットは大きめで、オーバーグローブなどを入れておけます。ポケット内は防水なので雪が入っても内側に沁みたりはしません。各所の縫い目はシームテープでしっかり防水されています。ファスナーも止水ファスナーです。

ジャケットの裾にはスノースカートがあります。素材はファイントラックのドライレイヤーで使われているフラッドラッシュパワーメッシュの様です。

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なにせストレッチ性があるので、動きの妨げになりません。着心地は柔らかく最高です。が、一つだけ問題があります。胸ポケットの使い道が限られすぎてるのです。

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左胸にこういうポケットがあります。これ、ちょっと小さいんですよ。

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ビラビラしたカバーが付いていて、外すとファスナーが出てきます。このビラビラは、ポケットに入れた無線機のアンテナなどをホールドするためにあるそうです。が、無線機を使わない人にとっては邪魔以外の何者でもありません。

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しかも、防水ケースに入れたiPhoneがすっぽり入らない程度の小ささ。もうちょい大きければ使い道があるのですが、大きさを無線機など小さめのハードウェアに限定してしまったためどうも使い道が無いのです。そのうち無線機を使うまではあめ玉でも入れておこうかな・・・って感じです。

モンベルなど他社のハードシェルを見ると、縦に大きめのファスナーが付いたポケットになってる場合が多いですが、ファイントラックらしい独創性が変な形で発揮されているのがこの胸ポケットです。


次、ズボン。ちょっと重いのですが裾から腰までファスナーで分離できるので、極端な話アイゼンをつけたまま脱ぎ着が出来ます。まぁ、普通はアイゼンを履くような場所では最初からオーバーズボンも履きますけどね。

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上の写真は裾の部分。裾の内側にはアイゼンガードが付いています。下の写真は腰の部分。上までファスナーが伸びています。

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左右の太ももにはポケットがあります。僕はティッシュとか行動食とか、歩きながらよく使うものを入れています。

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右の太ももポケットにはキーホルダー用のループも付いていて、細かい部分まで作り込まれていることがわかります。

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ジャケットの胸ポケットを除けば概ね満足しています。買うときの注意点は、必ずお店で試着すること。で、無理に大きめを買わないこと。冬用のジャケットは大きめを買えなんて事を言いますが、エバーブレスアルマはストレッチ性があるのでピッタリサイズで大丈夫です。というか、大きめを買うとうっとうしいです。僕はLサイズを買ってしまいましたが、Mサイズでよかったかなと後で思いました。ストレッチ性があるウェアとないウェアではサイズの選び方が違います。

ストレッチ性があるハードシェルとしては比較的安め(上下67,000円でも安めって世界もどうかしてますが)です。デザインもファイントラックにしては良くなってきました。ミレーなどヨーロッパ系のメーカーで見られる配色が格好良いです。これで胸ポケットが改良されたらもっといいので5年くらいしたらモデルチェンジをよろしくお願いします。

そうそう、ミッドレイヤーなどをファイントラックにしてないのは、デザインがひどいから。このアルマなど新しめのデザインは比較的マシなのですが、ミッドレイヤーのドラウトクロードラウトセンサーのデザインはどうにも好きになれません。いっそ1色でいいのに、なぜ変なツートンカラーにするのか・・・って感じで、着る気にならないのです。メリノスピンサーモドライレイヤー一式はファイントラックで揃えましたが、以降はモデルチェンジ次第かなという感じです。ドラウトソルのデザインは好きですが、もうちょい薄手のミッドレイヤーが格好良くなってくれたらいいなーと。

といいつつ、最近はズボンをはじめテルヌアのウェアを揃えつつあったりするんですが。





タグ:ウェア 雪山
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2013年03月06日

マウンテンハードウェア スティミュラスストレッチグローブ

今回紹介するのは、マウンテンハードウェアの「STIMULUS STRETCH GLOVE(スティミュラスストレッチグローブ )」です。



今年の1月1日に紹介したブラックダイヤモンドのデジタルライナーの最後でちょこっと触れた手袋ですが、やっぱり買ってしまいました。

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ネットでは手に入りにくかったり送料掛かっちゃったり、手袋は試着してから買いたいなって思ったりって事で原宿と渋谷の中間辺りにあるマウンテンハードウェアの直営店に行ってきました。ちょうどその辺に用事があったので。

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試着してピッタリだったのはMサイズ。Sは手が入らず、Lは指先が余りまくりでした。実はMでも指先がちょっとだけ余っちゃうんだけどしょうがないですね。僕が指が短いようです。値段は定価で4725円。

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特徴はなんと言っても手の平側の布が全部タッチパネル対応ってとこ。普通のタッチパネル対応手袋は人差し指と親指、あとせいぜい中指の先だけが対応していますが、これは全体ですから指5本と手の平で触っても反応します。超快適です。多少指先が余っていても手の平側全体がタッチパネル対応なので操作性は抜群です。

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布地はフリースっぽくて温かみがあります。少なくともブラックダイヤモンドのデジタルライナーよりは厚さがあるので温かいです。

が、厳冬期の雪山で快適かと言われるとまだ使ったこと無いのでわかりませんし、多分指先は冷えると思います。オーバーグローブは必須だし場合によっては厚い毛糸の手袋を使った方が良いかもしれません(スマホ操作を取るか凍傷になるかって話でしょうか。いや、凍傷になるほど寒ければスマホも使えないか)。

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指全部で操作出来るので、iPadの4本指ジェスチャーなんかも違和感無く行えます。画期的と言っていい操作性です。

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願わくば、もうちょい厚手のも作ってくれるといいんですけどね。春山だったら問題無さそうだけど、厳冬期はもうちょい厚いのが欲しいんじゃないかと思います(来シーズン試します)。いや、そしたらLサイズを買って二重にして使えばいいのかな。なお、この下にファイントラックのフラッドラッシュパワーメッシュインナーグローブ、このスティミュラスストレッチグローブ、その上にブラックダイヤモンドのデジタルライナーという3枚重ねでもタッチパネルは反応しました。タッチパネル対応手袋でレイヤードってのもアリかもですね(外側は大きめサイズで)。でもどっちにしろオーバーグローブをしたらタッチペンでの操作になるか・・ぶつぶつ。手袋とタッチパネルと保温性についてはまだまだ研究が必要です。

※追記---2016/03/15-
買ってから3年くらい経ちました。もうずいぶん前からタッチパネルに反応しなくなってしまいましたw。経年劣化なのか、洗っちゃダメなのか、乾いた状態では全然反応しません。もはやただの手袋です。

冬山でスマホを使うには、確実なのはタッチペンです。スマホ対応手袋はあまりアテにならないというのが今のところの感想です。

※追記---2013/12/20-
大雪と強風の谷川岳天神尾根で使ってきました。構成としては、フラッドラッシュパワーメッシュインナーグローブ、スティミュラスストレッチグローブ、モンベルのオーバーグローブの3枚です(パワーメッシュインナーグローブは保温性ゼロですが)。

予想通りですが、やはり薄いだけあって指先が冷えました。行動中は良いのですが、ラッセルが進むのを待っている間や稜線で風に吹かれている時は痛いほど冷えたので、本当に厳冬期の登山で使うとなると厳しいです。厳冬期の場合は厚手のウール手袋とオーバーグローブの組み合わせが良さそうです。タッチペンを使ってもスマホを操作出来るかどうかは判りませんが。

あと、この手袋は生地がそんなに強くない様で、ストックなどを使っていると毛羽立ってきて毛玉が出来ます。気にしなければどうという事も無いのですが。


タグ:手袋
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