2013年09月05日

エーデルワイス オーフレックス10.2mm×30m

今回紹介するのは、エーデルワイスの「オーフレックス10.2mm×30m」です。クライミング用のロープです。



外岩などアウトドアで使うには30mは短いのですが、インドアのクライミングジムでリードクライミングをするのには十分な長さ(ジムによっては足らない場合もありますが)という事で、ジムの練習用に買いました。

IMG_6139.jpg

リードクライミングというのは、自分のハーネスにロープの末端を結び、壁にぶら下がっているカラビナ(クイックドロー)にそのロープを掛けながら登る方法です。対して、上からぶら下がっているロープを自分に結んで登る方法はトップロープと言います。本来はクライミングと言えばリードクライミングでして、トップロープはあくまで基礎練習の方法となります。

リードクライミングをするにはロープが必要で、T-wall(江戸川橋と錦糸町にあるクライミングジム)だとレンタルもあるんだけど(420円)クライマーとしてロープの1本も持ってないのはいかがなものか、ということでインドアで使う練習用ロープとして買ってみました。これまでは友達のロープを使わせて貰っていたのですが、ロープも消耗品ですからね。使わせて貰うだけでは申し訳ありません(重いし)。

IMG_6140.jpg

ロープには性能がありまして、このオーフレックスの場合は、

・耐墜落回数 8回
体重80kgで落下係数1.77の墜落回数を意味します。落下係数1.77は、例えば5m登って8.85m落ちた場合が落下係数1.77。ジムだとグラウンドフォールになります。なので、リードで登ってて多少落ちたからって耐墜落回数が減るって訳ではありません。

・伸び率 9.5%
クライミングロープは登る事で衝撃を吸収します。伸び率が大きい方が衝撃吸収が大きいのですが、その分落下距離が長くなるので1クリップ目などで落ちるとグランドフォールしてしまいます。

・衝撃荷重 8.20kN
これは落下したときに人間に掛かる最大の荷重を表します。これは小さい方が良くて、最大で9kN程度です。なお、人間は12kNの衝撃で死ぬと言われています。

・重量 1,950g(65g/m)
当然軽い方が良いのですが、素材はどれも似たようなもんなので主にロープの太さと相関します。細い方が軽い、でも細いと耐墜落回数が少なかったりします。

・テクノロジー
O-FLEXとHD COVERという技術が導入されているそうで、要はしなやかで摩耗しにくく長寿命なロープなんだそうです。ここに書かれてました。インドアクライミングに向いているロープと言えそうです。

ジムのトップロープで使われているロープはおそらく11mmで、使い込まれて毛羽立っているのでビレイの時に止めやすいです。が、これは10.2mmとちょい細め、表面が滑らかなのでクライマーが落ちた時などにちょっと流れます。なので制動確保しやすいと言えばそうなのかも知れませんし、初心者がビレイヤーだとちょっと恐いような気もします。

60mを二人で分けるという手もあります

僕は最初のロープと言うことで耐墜落回数で選びましたが、コストパフォーマンス重視で選ぶとベアールのロープもいいかも知れません。



これを買って二人で分けて30mを2本作るなら1本6,000円になります。安い!耐墜落回数は6回。伸び率は不明です。もちろん安いからと言って危険なロープという訳では無く、ちゃんとしたクライミングロープです。

全員がロープを持ってる必要は全然ありませんが(パーティーの半分あれば十分なので)、持ってれば好きなときにリードクライミング出来るので便利かも知れません。ビレイヤーがいればだけどさ。


posted by マツモトケイジ at 15:24| Comment(0) | クライミング

2013年08月26日

メトリウス P.A.S(パーソナルアンカーシステム)

今回紹介するのは、メトリウスの「P.A.S(パーソナルアンカーシステム)」です。セルフビレイを取るときなどに使います。



一般的には「デイジーチェーン」などと呼ばれますが、デイジーチェーンは輪っかになっているスリングを何カ所か縫い合わせて鎖状にしたものです。それもセルフビレイなどに使う様ですが、縫い付け部分に負荷が掛かると糸が切れてしまう事があるそうです。

一般的なデイジーチェーンの場合はエンドループ以外は強度が2kNしかありません。P.A.Sの場合は全ての輪っかに22kNの強度があります。という事で、チェーンタイプのP.A.Sを勧められたので買ってみました。

IMG_6000.jpg

青い部分が先端で、そこにカラビナを付けます。反対の末端をハーネスのウエストベルトとレッグループにタイオフで繋ぎます。

IMG_6001.jpg

チェーンになっているので長さ調節は自由に出来ます。自分の位置とアンカーの位置で長さを調節します。

クライミングでセルフビレイをするほかに、危険箇所のフィックスロープや鎖にビレイを取って歩く事もあります。その場合は途中、ボルトや結び目などで掛け替えが発生します。そこでは写真の様にカラビナを2個付けておいて1個を掛けて安全環を締め、もう1個を外すという操作をします。

インドアクライミングでは使いませんが、外岩や岩稜帯ではしばしば使います。そういう場所に行く場合は1個持っておくとなにかと便利な装備です。

注意点

こういったスリングの場合、ロープと違って伸びないので衝撃は全く吸収しません。セルフビレイを付けたままアンカーよりも上に登ってそこから落ちると落下のエネルギーがダイレクトに体に伝わります(いわゆる落下係数2の状態に簡単になります。参考リンク)。非常に危険なのでセルフビレイを取ったまま上に登ってはいけません。セルフビレイは自分より上にあるように注意しましょう。




posted by マツモトケイジ at 13:48| Comment(0) | クライミング

2013年08月25日

ブラックダイヤモンド) クラッググローブ

今回紹介するのはブラックダイアモンドの「クラッググローブ」です。いわゆるビレイグローブですね。手の平側が耐久性のある合成皮革(シンセティックレザー)、手の甲側はストレッチメッシュになっています。



クライマーの安全を確保する為のロープ操作をビレイと言います。ビレイをする人はビレイヤーです。命綱を扱うため失敗は許されません(失敗するとクライマーが死ぬか大怪我します)。

岩壁を登るクライミングはビレイヤーとクライマーがペアになって行います。その際、クライマーが落ちてロープが流れると摩擦で火傷をしますし、火傷だけならいいんですが熱いからって手を離しちゃうとクライマーが死にます。という事で、普通は皮で出来たビレイグローブをします(慣れてる人は素手でやったりもしますが)。

IMG_5998.jpg

指先が出ているビレイグローブもありますが、都岳連の岩登り教室では指先まであるビレイグローブが推奨されています。もちろん、経験や技術があるなら素手でもいいんでしょうし指先が出ている手袋でもいいのでしょうが、初心者はちゃんと指先も覆える手袋が良いと思います。

どんな火傷をしても手を離さずに止められる自信なければビレイヤーは手袋をした方が良いと思います。僕がクライマーなら、ビレイヤーにはちゃんと手袋をしてもらいたいです。

IMG_5999.jpg

革の手袋ならなんでもいいので、ホームセンターで売ってる5枚1000円とかの作業用手袋でもOKです。岩場に行くとそういう手袋を使ってる人の方が多いですし。消耗品ですから5枚1000円の手袋の方が実際に良いでしょう。

一般的なビレイグローブって5000円くらいしますから、このクラッググローブは2000円弱と比較的安価です。また、一応専用品なので手の甲がわに通気性があったり、親指の付け根がタオル地だったり、ビレイ用に使いやすくできています。カラビナ用の穴もあってハーネスなどのギアラックに引っかけておけます(作業用手袋に同じような穴を開けて使ってる人もいますが)。作業用手袋よりは確かに高いですが悪い製品ではありません。

ちょっと縫製が弱くて、使ってるうちに糸がほつれてしまいましたが縫って直しました。買うときは縫製をチェックした方がいいと思います。

他に2000円程度のビレイグローブって無いのでジムや岩場では同じ手袋を使ってる人が結構います。間違えないように名前を書いておきましょう。
posted by マツモトケイジ at 14:18| Comment(0) | クライミング