2014年04月09日

Fire-Maple ヒートエクスチェンジャー付きケトル FMC-XT1




今回紹介するのは、Fire-Mapleの『FMC-XT1』です。やかんですね。容量は800mlです。



Amazonでポチッと注文、すぐに届きました。値段は2,790円で送料込みでした。

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箱には中国の会社名などが書かれています。Amazonのレビューなどを読んでみると、DUGのコッヘルを作ってるメーカーの様です。

DUGのOEM元らしい?



このOEM元なんだとか。Fire-Mapleブランドでそっくりな製品もあります。



OEM元ってのはレビューに書かれてることなので真偽の程は不明ですし、真剣に調べる気もありませんが。

外観と概要

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黒いメッシュ状のスタッフバッグ付き。

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袋から出してみるとこんな外観。小さい注ぎ口が可愛いです。オレンジの取っ手も可愛いですね。ハンドルは結構硬めで自立しますから、本体や蓋が熱くなっても火傷する危険は少なそうです。

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蓋を開けると中にボール状の茶こしが入ってました。お茶を淹れるのに便利そうです。

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注ぎ口の形はこんな感じ。試してみたら液だれすることなく使えました。

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重さ

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本体の重さは240g。体積的には結構な大きさですが軽くできています。最近のこの手のコッヘルはアルミでも肉薄で軽いですね。強度が上がっているのでしょう。

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いつも使ってるプリムスのコッヘルは270g。蓋がフライパンになってたり、色んな用途に使えるので単純な比較は出来ませんが、重さではFMC-XT1に軍配が上がります。

ヒートエクスチェンジャー

さて、このケトルの最大の特徴はヒートエクスチェンジャーでしょう。集熱フィンですね。

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底にはこういうヒダヒダ(集熱フィン)が付いていて、これが効率よく熱を吸収してくれます。CPUとか車のラジエーターは放熱のためにフィンを付けますが、その逆ですね。ジェットボイルと同じ仕組みです。ストーブの熱を余すことなく吸収するのでお湯が速く沸く、というのが売り文句となっています。

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こんな風に、周りの集熱フィンに炎が回る程度の火力で使うのが効率良いようです。

なお、このタイプのコッヘルやケトルはストーブとの相性があります。僕が使ってるEPIのREVO-3700は炎が中心寄りに出るのですが、中には広がるタイプもあります。そういうのだと集熱フィンを熱する効率が落ちてしまいます。また、不完全燃焼の原因にもなるようなのでテントや屋内での使用は注意が必要です。

湯沸かし対決


さて、集熱フィンがすごそうなのは判りました。では、本当に速く沸くのか?試してみました。

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対戦相手はプリムスのライテックトレックケトル&パンです。

15℃の水500mlを沸騰させるまでの時間とガスの消費量を比較します。火力は、コッヘルなら底から炎がはみ出さない程度、FMC-XT1の場合は集熱フィンに熱が廻る程度としました。火力が違うので時間は参考程度の比較となりますが、ガスの消費量は意味のある比較になると思います。

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コッヘルの結果は、沸騰まで6分19.26秒。ガスは6.9g使いました(スタート時に107.6g)。

さて、ではFMC-XT1はどうか・・・。

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沸騰まで3分46.96秒、ガスの消費量は5.4gでした(スタート時は100.7g)。およそ22%の省エネ効果となります。火を強めれば2分程度で沸かすことも可能です。

ケトルとコッヘルの違いがありますので、厳密には集熱フィンの効果なのか判りませんが(ケトルの形のおかげかも知れませんので)、一定の省エネ時短効果はあるように思います。

収納性

縦型のコッヘルは大きいのなら230gのガス缶がちょうど入る大きさだったりしますが、こいつには入りません。

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110gのガス缶は入りますが、蓋が浮いてしまいます。もうちょい深さがあれば入るんでしょうけど。

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蓋を裏返せば収まりますが、そこまでして110g缶を中に入れなくてもいいかなーという気もします。

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ガス缶を入れるのは諦めて、ストーブとかコーヒーやお茶のパック、食べ物などを入れたらいいのかなと思います。

まとめ

という事で、多少は速く沸く集熱フィン付きケトルでした。単にお湯を沸かす道具としてはコッヘルよりは優れていると思います(だってやかんだし)。この山行ではアルファ米しか食べないし、お湯さえあれば余計なものはいらん!と割り切れるなら便利な道具かと思います。集熱フィンの分だけ嵩張りますが。

中国製とは思えない程度に精度も高く、持った時の質感も良いです。これで3000円しないのならお買い得かと思います。あとは耐久性ですが、それはしばらく使ってからじゃないと判りません。

posted by マツモトケイジ at 14:18| 食事装備

2014年02月16日

山でiPhoneを使うために



今回紹介するのは、山でiPhoneを使うためのグッズ類です。iPhoneは防水ではないので濡れたら壊れちゃいます。また、タッチパネルは手袋を付けていると操作出来ません。

でもカメラやGPSとして使いたい!という場合もあります。そんな時は色々なグッズを利用することになります。

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僕がiPhoneを山で使う場合、上の写真みたいになります。防水ケース、ストラップ、タッチペンを付けています。

防水防塵



まずは防水防塵。最近は種類も増えてきましたが、LifeProofが定番です。ネット以外でも、家電量販店やスポーツ用品店などで売られています。

ただのプラスチックケースのクセに9000円程度とお高めなのが難点ですが、これを付けておけば雪山でも大雨の夏山でも安心してiPhoneを使えるようになります。山でiPhoneを使うなら必須の装備と言えましょう。



水没させてもへっちゃらです。詳しくはコチラ。

ストラップ



グローブをしてて、しかも防水ケースに入れたiPhoneが濡れている場合なんかは落としてしまう危険があります。ただ地面に落ちるくらいならケースが保護してくれるかも知れませんが、崖や川などに落としてしまうと回収できなくなってしまいます。という事で、サンワサプライの幅広ネックストラップを使っています。

幅が広いので締め付け感があまりなく、着脱もワンタッチ。首から下げてジャケットの胸ポケットなどに入れています。クライミングの時はハーネスのギアラックに結んで、ズボンの太股ポケットに入れたりもします。

iPhoneをその辺に忘れることも防げるので、外出する時は日常でもネックストラップを付けています。という事で、日常用でiPhone5S、5、4S用と山用で1本、同じストラップを全部で4本持っていますw。

タッチペン



夏は素手で使えるのであまり必要無いのですが。冬は手袋の上にオーバーグローブも付けるので、流石にタッチパネルを操作出来ません。スマートフォン対応の手袋もありますが、スマートフォン対応のオーバーグローブはあまりありませんし、オーバーグローブを付けたモコモコの指でタッチパネルを操作するのは大変です。

という事で便利なのがタッチペン。マルチタッチは出来ませんが、写真を取ったりアプリをちょっと使う程度なら問題無く使えます。これがあると無いとでは大違い。雪山で素手になると凍傷になりかねませんからね。

僕は短いタッチペンの紐をストラップに結んで使っています。

充電器



山でiPhoneをGPSとして使うのなら充電器は必須です。GPSとして使った挙げ句バッテリーが切れて、その上で遭難した場合は電話で助けを呼ぼうにも呼べなくなってしまいます。そこまで深刻じゃないにしても、電池が切れてしまうと帰りの道中で不便だったりします。

そんな場合に備えて、山でiPhoneを使うのなら携帯充電器を持っていきましょう。最近は10,000mAhで3000円程度のバッテリーが主流です。iPhoneなら4回フル充電出来ますから、2泊3日くらいなら余裕でまかなえます。

最初に紹介したLifeProofはケースを着けたままケーブルの口だけ開けて充電出来ますので、行動中や休憩中に充電するのも簡単です(もちろん、その時は防水性を失います。水濡れに注意)。詳しくはコチラ。




まとめ

と言うわけで、ケース、ストラップ、タッチペン、充電器があれば登山でも快適にiPhoneを使う事が出来ます。高性能なハードウェアと便利なアプリを使えば登山はより楽しく、安全になると思います。是非お役立てください。

僕のアプリ、DIY GPSもよろしくお願いいたします。

http://diygps.net/




posted by マツモトケイジ at 17:21| スマートフォン

2014年01月21日

ハクキンカイロ ピーコックジャイアント(PEACOCK GIANT)

今回紹介するのは、ハクキンカイロの『ピーコックジャイアント(PEACOCK GIANT)』です。ハクキンカイロのオンラインストア限定商品ですので、お店では売ってません。Amazonでは売ってますが、ちょっと高く設定されています。



ハクキンカイロとは、ベンジンを燃料に使う携帯懐炉です。燃料を補給すれば繰り返し使えるためゴミが少ないのが特徴です。有り体に言えばエコ。また、発熱量が大きいので使い捨てカイロより温まります。小さい湯たんぽみたいなものとお考えください。

ピーコックシリーズのサイズは、ミニ、スタンダード、ジャイアントの3種類。普通はスタンダードを買うと良いでしょう。後述しますが、ジャイアントは発熱量が大きい代わりに燃費が悪いです。

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ピーコックという名前の通り、クジャクの形をした穴が開いています。これは火口のカバーで、簡単に外せます。

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これが火口。プラチナの触媒が熱を持つと気化したベンジンと反応します。ベンジンは酸化して熱を発し、水と二酸化炭素になります。その熱が懐炉全体を温め、するとまたベンジンが気化するので火口で反応が続きます。大雑把に言えば、これがハクキンカイロの仕組みです。

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火口を外すと本体内の綿が見えます。ここに付属の燃料カップを装着します。

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燃料カップにベンジンを注ぎます。ピーコックジャイアントの場合は、最大でカップ4杯(50ml)のベンジンが入るそうです。それで持続時間は30時間です(※)。スタンダードピーコックは付属のカップで2杯(25ml)で24時間保ちます。ピーコックジャイアントとスタンダードでは発熱量が違うので、燃料あたりの持続時間も違います。

単純に計算すると、ハクキンカイロのオンラインストアでベンジンが500mlで639円です。50ml分で約64円。これで30時間なので、ピーコックジャイアントの燃費は1時間あたり2.13円です。

普通のピーコックの場合は25mlで24時間なので、1時間あたり1.3円となります。また、ジャイアントはかなり熱くなるので低温火傷に注意が必要です。燃費から計算すると、ジャイアントはスタンダードの1.6倍温かくなる事になります。

※…実際に試したところ、36時間保ちました(おそらく環境に依ります)。それで計算すると1時間あたり1.7円となります。スタンダードの実際持続時間が判らないのでなんとも言えませんが。

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カップ半分入れてみました。4杯で30時間なので半杯だと4時間弱の持続時間となります。例えば寝てる間、8時間ほど保てばいい時はカップ1杯の分量で足りるでしょう。

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ベンジンをカップに入れたら、カップを90度回します。するとベンジンが本体に落ちていきます。このカップ、かなりの優れものです。安い他メーカーのだと、このカップの作りがいい加減だったりして使いにくいことがあります。

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燃料を入れたら火口を付けて、火口の触媒部分をライターなどで炙ります。この時、ベンジンが火口に付いていたりすると炎が上がってしまいます。その場合はすぐに火を吹き消してください。ドライヤーなどで火口についたベンジンを蒸発させないと使えません。

例えば本体に多めのベンジンを入れたまま持ち運んだりすると、火口にベンジンが付いてしまうことがあります。その状態で着火すると火口が燃え上がります。ベンジンは使う直前に入れるようにしましょう。また、ベンジンを入れすぎると危険ですので量も注意しましょう。

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点火できたか確認する場合は、火口に蓋を近づけます。点火出来ている場合は湯気で蓋が白く曇ります。なにもならない場合は点火出来ていませんので、もう一度点火してください。

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暗い所で見ると火口が赤くなっているので一目瞭然です。

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点火が成功するとじんわり温かくなり、本格的に発熱するともはや素手で持つのが難しいレベルまで熱くなります。付属のカバーなどを付けて使いましょう。

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という訳で、燃料補給型のハクキンカイロを紹介してみました。冬のテント泊や、小屋泊でも冷える場合はこういうの使うと良いでしょう。行動中は熱くなりすぎる場合も考えられるので、行く場所や天気、行動内容によって考えた方がいいですね。クライミングだと秋以降のビレイ中はクソ寒いので腰に仕込んでおくと良いかも知れません。

こういう、チャック付きのカイロベルトなんかもあります。お腹や腰など冷したくない場所に当てるのに便利です。



なお、ライターで有名なジッポーもハクキンカイロを売り出しています。ハクキンカイロのOEMだそうです。





posted by マツモトケイジ at 19:46| 小物